新生児から体重9~10kg(製品によっては9~13kg)までの間は、進行方向に対して後向きに取り付けて使用します。これは、衝突時に赤ちゃんが放り出されるのを背もたれで受け止めるためです。後頭部はもちろん、首・背中など、広い面積を背もたれで支えることにより、赤ちゃんにかかる負荷を分散します。
そのため、背もたれにはある程度の角度が必要です。
正しく取り付けると背もたれの角度は45度程度になります。背もたれが立ちすぎていると赤ちゃんの負担になり、倒れ過ぎていると万一のときに赤ちゃんを受け止められません。
お子さまの体重が9kgになると前向きでのご使用が可能ですが、体重が後向き取り付けの範囲に該当する間は、できるだけ後向きでのご使用を推奨します。
リーマンチャイルドシートは体重10kg(製品によっては13kg)になるまで後向きで使えるよう設計されています。
事故の際などドライバーが無意識に自分の身を守ろうとすることから、リーマンでは後部右席(左ハンドル車の場合は後部左席)への取り付けを推奨しています。
助手席はエアバッグの作動によりチャイルドシートが押しつぶされる等の危険性があるため、取り付けないでください。
チャイルドシート使用状況全国調査2017(警察庁 / JAF)によると、約6割のチャイルドシートが正しく取り付けられておらず、そのほとんどが「腰ベルトの締め付け不足」と「座席ベルトの通し方間違い」でした。
特にシートベルト固定タイプの場合、シートベルトの使い方が通常乗車する時と全く異なるため、取り付けの完成状態をイメージしづらいことが要因と考えられます。取り付け動画も公開していますので、取扱説明書だけでわかりにくい場合は参考にしてみてください。
また、製品のご使用についてわからないことや不安なことがあれば、リーマンお客様相談室までお気軽にお問い合わせください。